しましまはちみつ日記

主に自閉っ子兄弟(みっち2012年生&はっち2015年生)の育児日記。

「危ないからダメ」

みっちをブランコに乗せていたら、子どもが隣の空いているブランコに近付いて来た。

「これ乗りたい」とその場で何度か繰り返してから振り返ったが、視線の先の母親は「ダメ」と言い、こちらに歩いてきた。

もう1人子どもを連れていて、その子も「ブランコ乗りたい」と言った。

すると母親は「危ないからダメ!」と、怖い顔をして子ども2人の手を引いて離れていった。

十分動けるしブランコに乗っていいか親に確認もできる子どもを公園に連れて来てただのブランコが危ないとはどういうことだ。上の子はみっちより年上だろうし、下の子だって春には幼稚園(年少さん)かなというサイズだ。

 

母親は、私が手に提げていたみっちのバッグを見ていた。

ヘルプマークを付けたバッグ。

 

ブランコに乗っているみっちは他の子どもよりよっぽどおとなしい。興奮して叫んだらうるさいにしても。(その時は叫んでいない)

4歳だけどまだ自分で漕げない。足を「伸ばして、曲げて」と教えているけれどできない。親に背中を押して貰うだけ。

ブランコに乗りたい一心で動いているところに突進してくる未就学児&それを止めない親(子どもから目を離している)にもう何十回も遭遇しているので、みっちやはっちが突進しないようにだけでなく、乗せて押している最中もすぐにブランコを止められるよう常に注意している私。

危ないかねえ…むしろ安全な方だと思うけどね。

 

ヘルプマークを隠しておけば良かったのか。普通を装えば良かったのか。そう考えるのも変な話なのだけど。

みっちを屋内の遊び場や幼稚園に連れて行かなくなったので、同年代の子どもの親の露骨な反応に出会うのが遅かっただけかもしれない。これからずっともっといっぱい続くのだろうし、いちいち気にしない位に慣れるだろうか。

ヘルプマークも自閉症も、啓発して中途半端に認知度が上がっても…と改めて思う。

 

ヘルプマークを付けるべきか否かは、相模原の障害者殺傷事件以降ずっと不安や迷いがある。

それを標的にされたら…

あるいは、マタニティマークを付けていたらかえって嫌がらせを受けたという話。

(私自身もはっち妊娠中、わざわざ近寄ってきた人にお腹にぶつかられたのと、やはり不自然に近付いて来た人にみっちの頭に鞄をぶつけられた経験がある)

一見してわからない障害等をわかって貰うためのマークを使って周囲に知らせることの、危険性も意識してしまう。

 

そんな人や社会が悪いとか、それを少しずつでも変えなければいけないだとか、言うことは簡単だけど。

みっちの就園辞退の件も、合理的配慮というのか、受け入れ態勢を整えて貰えるよう粘り強く交渉したり請願したりするべきだったのかもしれないけれど。

日々起こることの全てとは戦えない。

本当に今すぐ争ってでも守らなければならないこと以外は、優先順位を付けて、諦めたり棚上げしたりせざるを得ない。

という理屈で感情を押し殺し続けるのもきついし、できないし。

 

そして、みっちが成長して自身に注がれる様々な偏見や差別や不条理に気付く日は、来るのだろうか。

来るのも来ないのも、どちらでも、かなしい。