しましまはちみつ日記

自閉っ子兄弟(現在就学相談中&2歳児)に振り回される、自身もASDな母。

見えない障害の可視化とか。

前回の記事を書くに至った事情を書き忘れていた…

 

今までは、みっちのヘルプマークは療育園&休日の外出用リュックにしか付けていなかった。

4月に通い始めた幼稚園の通園カバンには、敢えて付けていなかったのだ。

指定カバンの目印(キーホルダーやグリミス等1つ)を兼ねてヘルプマーク(クラスメイトと被ることなさそうだし)…と思ったのだが、夫が賛成しなかったような気が…(記憶が曖昧なので違っていたら後で訂正する)

 

わざわざ目立つようなことをしなくてもいい。

他のクラスや学年の園児や保護者にまでみっちが障害児だと教える必要はない。

当初はそんな考え方に落ち着いたのだった。

みっちは身長体重は成長曲線の範囲内で、写真やおとなしくしている一瞬だと外見からは自閉症や知的障害があるようには見えない。

しかし、特性に基づく奇妙な言動はいつでもどこでも発揮されるので、一緒に過ごす時間の長いクラスメイトは慣れて受け入れてくれたけれども、それ以外の園児や保護者にも完全にバレバレなのだった。送迎時や参観日に思い知らされました、はい。

 

そして自宅周辺の道路は車道も歩道も交通量が多い。

みっちが突然車道に飛び出す心配はあまりしていないのだが、それなりの幅が確保された歩道を移動しているといつもヒヤヒヤする。

多くの人が行き交い、自転車がスピードを出して走りまくり、ゴミの回収日にはあちこちにゴミ袋の山があって道幅が狭くなる。

私も近付いてくる人を避けながら歩くことが苦手なのだが、みっちの場合は歩き方や歩くペースがやっぱりおかしい。一人で歩くと蛇行するし、興味のあるものを見ていて(常によそ見している)自分の方へ向かってくる通行人や自転車や歩道にせり出した物に気付かないし、気付いても避けるべきだということを知らない。手を引いて私の側に寄せようとしても従わなかったり抵抗することさえある。

 

みっちが自宅周辺の道路を安全に歩けるようになるまで何年かかるか、いつかはできるのかずっとできないままなのか、わからない。

でも、今できないことは明らかだ。

となると、周囲の人にみっちを避けて貰うしかない。

 

みっちの幼稚園のカバンにも、ヘルプマークを付けることにした。

彼の身を守るために。

 

 

この記事はここまでで終わる予定だった。

 

しかし今朝、背後から自転車のベルをリンリン激しく鳴らす音が聞こえ、みっちの手を引き寄せる前にスピードを出した自転車がみっちの脇をすり抜けて行った。

ヘルプマークを付けても認知度はマタニティマーク以下だし、だから見えていても「見えていない」人の方がずっと多いし、それで気を付けてくれるような人は元々そんな危険な通り方はしないだろうし、まあ想定内の出来事だ。

 

その後交差点の信号待ちをしていた先程の自転車の主に追い付いてしまったので、私は声を掛けた。

「すみません、この子は障害があるので、自転車のベルを鳴らされても避けられないんです」

相手は戸惑った表情だったが「すみません」と言った。

こんな風に、少しずつ、周囲にわかってもらう働きかけをするしか、他にできることはないのだろう…と思う。

(そして、あの人、すぐに行動を改めたりはしないだろうな…レンタサイクルに抱っこ紐の赤ちゃん連れで乗ってる人、初めて見た。もし転倒したら赤ちゃんの命が危ないのに…そういうニュースや啓発の報道も何度も見聞きしているけど…う〜ん…)